タジクとの国境紛争。
中央アジア・キルギスのジャパロフ大統領が、隣国タジキスタンとの国境紛争解決のため、
ロシアのプーチン大統領に介入を要請。
キルギスの国営メディアが17日、高官の話として伝えた。
高官は、旧ソ連崩壊の時点で「国境を画定していなかったから問題が噴き出した」と指摘。
「ソ連の後継国家はロシアだし(ソ連時代の)記録も地図もモスクワにある」と述べた。
‘@プーチンは「それどころではない」と言ったかどうかは定かでない。
ロシアの影響力が低下するユーラシアは混沌としてくる。
アゼルバイジャンとアルメニアの戦争、キルギスとタジキスタンの闘争、イランとクルド人自治区。
クルド人女性がスカーフのかぶり方が適切でないと風紀警察に拘束された直後に急死した事件で、
怒った民衆がイラン国内で起こしたデモが全国的に拡大し、収束の兆しが見えない。
イラン政府がネットを封鎖。しかし、米国がイランでのネット通信をサポート。
イーロン・マスク氏も衛星インターネット『スターリンク』をイラン国内で使える様にして、
それを米国政府が側面支援すると発表。
アメリカはウクライナと同じく、武器供与をしない形で反政府組織に対して支援を開始した。
イランはロシアにドローンなどの武器を供給している。
中国の習近平主席は9月にがカザフスタン、ウズベキスタンを訪れ、キルギスとウズベキスタンに鉄道を建設し、
ロシアを通過しないで欧州に出るルートをつくると明言。
中国はロシアが弱っている時に手を出す抜け目のなさ。
ロシアも今回の侵略で中国に借りがあるので声を上げられない。
キルギスのサディル・ジャパロフ大統領は『この合意に関しては、事前にロシアの承諾は取ってない』と発言。
パワーバランスが大きく変化している。
不安定な世界の中で主導権を握ろうとする中国は、トルコ同様上手く立ち回る。