駐日ジョージア大使館が要望、「腑に落ちない思い」訴える。
ロシアがジョージアに駐留している部隊の一部を、ウクライナに移動させた可能性を報じる記事について、
「ジョージアの領土の一部がロシアによって占領されている」という前提が明示的に書かれておらず、
大方の読者は「内容を飲み込むためにある程度のプロセスを要する」と指摘。
こういったことが起きるのは、ロシアと周辺諸国の関係に関する、
日本での「距離感のレベル」が影響しているとして、メディアにも協力を求めている
「報道に占領に関する直接的な言及が無い場合が多く、しばしば腑に落ちない思いがあります」
とジョージア大使館は訴えている。
米国防総省高官が「ロシア軍が隣国ジョージアの親ロシア派地域に駐留する部隊のうち、
『一部の部隊が移動していることを確認している』と述べ、ウクライナへ派遣する兆候がある」と報じた。
これに対して、ウクライナ大使館は、
「ジョージアの領土の一部がロシアによって『占領』されているという事実」
が書かれていないため、
「大方は内容を飲み込むためにある程度のプロセスを要するだろうと考えます」
として、読者にとって不親切な記事になっているとツィート。
この原因が「日本における私たち東欧とロシアとの関係に対する距離感)レベルの低さ」にあるとして、
「ジョージアの一部がロシアの『占領下』にある点を明記」するように求めた。