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​キエフ近郊で動かない、ロシア軍の通信を傍受。

仲間割れして銃撃戦も判明。


衛星画像の取得や分析を行う英企業のシャドーブレイク(ShadowBreak Intl)は、

「ロシア軍は暗号化通信に非対応のアナログ通信機を用いて交信を行っており、

誰でも周波数を合わせればロシア軍の通信を傍受可能だ」と発表。

この発見は、ロシア軍と交戦してウクライナ軍が押収した資料や捕虜になったロシア兵の証言とも一致しており、

「現在世界中のアマチュア無線家や通訳家と協力して記録と情報収集を進めている」と述べ、

幾つかの音声ファイルを公開して世界中から注目を集めている。



公開された音声ファイルには燃料問題を訴える会話、地図がなく調整に苦労する会話、

航空支援を要請する会話、部下に悪態をつく会話などがあり、

ShadowBreakは「どの会話も部隊間の連携不足が目立ち、時に互いに発砲しあったり、

戦闘中に歩兵と連携がとれず撤退を余儀なくされたことさえある」と指摘。

して、まもなくジャーナリストや翻訳家が利用できよう多くの音声ファイルを容易する予定だと付け加えた。

もし事実なら、ウクライナ軍はロシア軍の交信を聞きながら交戦を優位に進めていたことになるため、

ウクライナには有利となる。

ウクライナに、制空の武器があれば一網打尽だ。



ウクライナの首都キエフから北へ約30kmの地点に捉えきれないほどのロシア軍部隊が確認されており、

まもなくキエフがロシア軍に制圧されるのではないかという懸念の声も聞こえてくるが、

英メディアのThe Daily Telegraph紙は「ロシア軍は軍事的に最悪の状況だ」と指摘。

ロシア軍は、大規模な作戦を展開する能力が欠如しているのかもしれない。

出典:Mil.ru / CC BY 4.0 スペツナズ

ロシア軍上層部は、侵攻開始と同時に首都近郊のホストメル空港を、

ヘリに分乗したスペツナズ(特殊部隊)で強襲、

IL-76で空挺部隊を供給して戦力を増やしたのちにキエフ中心部に侵攻して、

ゼレンスキー大統領など政権主要メンバーを拘束、現政権を転覆させて、

親ロシア政権を樹立する計画だったのだが、スペツナズを乗せたヘリとIL-76が撃墜され、

ホストメルの確保に失敗。



さらにホストメル空港の滑走路は大きなダメージを受けているため、

再度ココを確保しても航空輸送が難しいため、首都攻略は地上からの侵攻に切り替わったものの、

制空権の確保に失敗、キエフに向かう大軍の長い車列は、無人機や榴弾砲/MLRSの格好の標的となり、

西側諸国が供与した対戦車ミサイルを担いだウクライナ軍兵士は、

後方に浸透して車列を襲撃して焼き払い、後ろから次々とやって来る部隊は、

先にも後にも進めなくなって、1枚の衛星写真では捉えきれないほどの車列になった。

出典:Командування Повітряних Сил ЗСУ

この大軍が順調に首都キエフ近郊まで辿り着いていたら、

ウクライナ侵攻を早期に終結させる」というプーチン大統領の希望は叶っていたかもしれないが、

残念ながら一度狂ってしまった大軍の進軍を立て直すのは容易ではなく、

特にウクライナ軍が集中的に輸送部隊を襲撃して、焼き払うため装甲車輌部隊の燃料不足は深刻な上、

未だにロシア軍は制空権を確保出来ないでいるため、先にも後にも進めなくなった大軍の直面するリスクは非常に高い。



英軍情報部のフィリップ・イングラム元大佐は、

「制空権が確保されていない交戦地域のど真ん中で部隊が立ち往生するなんて、

軍事的に最悪でカモにされるだけだ。

ウクライナ人はロシア軍の補給部隊の位置を完全に把握しているので、

大軍が態勢を立て直すのを全力で阻止するだろう。

ロシア軍はこれほど大規模な部隊を一度に南下させるべきではなかったんだ」と語った。

侵攻が停滞したキエフでは緻密で多層的な防衛陣地の建設が進んでいるらしい。

‘@あくまでも、西側の情報ということも頭に入れておく必要がある。

しかし、当初は、米国の発表道理の動きになっていたのと、当事者でない西側がデマを流す必要もない。

ことを鑑みると、真実性は高いと思う。

だからといって、ウクライナ勝利とはいかない。

そして、ウクライナが流す情報には心理作戦もあるだろうから、注意する必要がある。