15歳のロシア人カート選手、ナチス式敬礼。
「政治とスポーツは別」と言う判断はロシアなどには通じない。
ポルトガルで開催された欧州カート選手権の大会で優勝した15歳のロシア選手が11日、
表彰式でナチス・ドイツ式敬礼とみられるジェスチャーをしたとしてチームを解雇され、
国際自動車連盟(FIA)の調査対象になった。
FIAはロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシア選手の出場を禁止しており、
今大会のセベリューヒンはイタリアのライセンスで参加していた。
体操の種目別W杯が5日、カタール・ドーハで行われ、ロシアのイワン・クリアクが、
ウクライナ侵略を象徴するマークをユニホームにつけて表彰台に上がった。
国際体操連盟(FIG)は6日、「ショッキングな行為」として非難し、処分する意向を示している。
母国ロシアによるウクライナ侵攻を公に支持したとして、
チェスグランドマスターのセルゲイ・カヤキンに6か月の資格停止処分を科したと発表。
FIDEの倫理委員会は、カヤキンのソーシャルメディア上での発言が競技の評判を落としたと判断した。
32歳のカヤキンは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領支持を公言している選手で、
現在は世界ランキング18位につけている。
本人は同日、FIDEの決定は「恥ずべきものだ」とメッセージアプリのテレグラムで非難。
カヤキンは「何も後悔していない」、自身は第一に愛国主義者であり、
チェス選手であることは二の次だと述べた。