国際チェス連盟(FIDE)はこのほど、トランスジェンダー女性の女子大会への出場を一時的に禁止すると発表。
FIDEは、適切な対応を「引き続き分析」する必要があると説明。決定には最長で2年かかる可能性もあるとしている。
FIDEで「FIDEマスター」のタイトルを持つトランス女性のプロプレイヤー、ヨシャ・イグレシアスさんは、
この方針はトランスジェンダーのプレイヤーや女性に「不必要な害」を与えるだろうと述べた。
女性グランドマスターで、2回のアメリカ・チャンピオン経験のあるジェニファー・シャヘードさんも「ばかばかしくて危険だ」とFIDEの決定を批判。
FIDEは今回の決定の中で、性別移行前に女子タイトルを獲得していたトランス男性について、そのタイトルを無効にするとも述べている。
チェスは、国際オリンピック委員会(IOC)によってスポーツと定義されている。
国際自転車競技連合(UCI)は7月、トランスジェンダー女性の女子種目参加を禁止した。
国際水泳連盟(FINA)は今月16日、今年の世界水泳選手権に、トランスジェンダー選手のためオープン部門を新設すると発表。
FINAは昨年、トランスジェンダー女性の女子種目への参加を禁止していた。
‘@法ありきで中身の整備が無いまま突き進むとこうなる。
種目ごと大会ごとに対応が異なると選手も困惑する。
そして対立が深まることになる。