サケ・マス漁のシーズンは6月まで。
交渉が妥結しないと漁師は1隻6000万─7000万円の収入を失うという。
1970年に4万5000人いた市の人口は、2万4000人まで減少した。
ロシア側の漁業政策が変わるなどして漁獲量が減り、廃業する漁業関係者が増えて、
若者の働き口が減ったことが大きい。
漁業ができないと、ここに住むことができない、廃業になる。
ロシア海域で流し網漁が禁止されるとサケ・マスは採算が合わなくなった。
8月から始まる今年のサンマ漁のための交渉はウクライナ侵攻前にすでに妥結しているが、
ロシア海域に入るための許可証がまだ発行されていないという。
来シーズンの交渉も不透明だ。
‘@ロシアのウクライナ侵略以前から、北海道の漁業はロシアに翻弄されている。
日本政府は、ロシアの不当な要求に抵抗できず、
漁師たちは漁獲量が減少しながらも、なんとか耐えるしかなかった。
そもそも協力金を払っている時点で、ロシアのものと認めている。
そして、多くのものが北海道産ではなくロシア産となっている。