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グテレス国連総長、プーチンを糾弾。

各国の首脳がプーチンと会談したが、グテレス氏は今までで一番強い言葉で非難した。

だから、祝砲を撃たれたのだろう。



国連のアントニオ・グテレス事務総長は26日、モスクワでプーチンと会談。

プーチンは、民間人の退避への協力や停戦協議の継続に応じる姿勢は示しながらも、

責任はウクライナ側にあるとの一方的な主張は崩さなかった。

グテレス氏は会談の冒頭、「他国の領土の一体性を侵害する行為は、国連憲章に全く合致しない」と批判。

ウクライナの人道状況に「深い懸念」を表明。

プーチンは、民族紛争後にセルビアから独立したコソボを引き合いに、

ウクライナ東部の親露派地域の独立が認められないのはおかしいと主張。



侵攻について国連憲章違反に当たらないと強調。

侵攻の停止を求め、マリウポリのアゾフスタリ製鉄所に残っている民間人の退避について協力を要請。

プーチンは、侵攻はウクライナによるロシア系住民への差別的対応が相次いだためだと主張。

アゾフスタリ製鉄所に立てこもるウクライナ軍や武装組織「アゾフ大隊」が、

民間人を「人間の盾」にしていると批判、退避させる義務はウクライナ軍にあると強調。

停戦協議については「外交で合意できると願っており、拒否していない」と述べ、

ウクライナ側が「方針を劇的に変化させた」と停滞の責任はウクライナにあるとした。



ブチャなどでの民間人虐殺疑惑については「ロシア軍は関係がない」と、あらためて関与を否定。

27日も、ロ軍によるアゾフスタリ製鉄所への攻撃が続いた。

タス通信によると、ロ国防省は、キーウの意思決定の中枢に、

「24時間態勢で攻撃を加える準備がある」と警告。

国連人道問題調整室(OCHA)と露国防省がさらに協議を続けるという。

製鉄所には約千人の民間人がとどまっているとされるが、

これまで安全に退避させる「人道回廊」の設置には成功しておらず、

国連は会談後、民間人退避で国連と赤十字国際委員会が関与することに、

プーチンが「原則、同意した」と発表したが、実現するかどうかは不透明だ。