アメリカ・ハンプトン地区で売り出し中の物件内で、
不動産会社の担当営業社員の男女が性行為をしたのは契約違反に当たるとして、
売主側が慰謝料などを求めて不動産会社を訴えていた裁判で、
このほど和解が成立したと、海外ニュースサイト『WBTW』『Newsweek』などが報じた。
報道によると2021年5月15日、同地区に住む夫婦(年齢非公表、以下夫妻)は、
3LDKのマイホームを売却するために、とある不動産会社と媒介契約を結んだ。
夫妻は契約締結後、フロリダ州に旅行に出かけ留守にしたそうだ。
夫妻の物件を担当したのは、不動産会社の男性A(年齢不明)。
Aは売却活動を開始。同年5月25日、および5月27日にオープンハウスを実施すると、夫妻に報告。
夫妻がフロリダから戻り監視カメラを確認したところ、
当該日にオープンハウスは実施されていないことが発覚。
しかも5月25日には、上半身裸のAが同じ不動産会社で働く同僚女性Bとともに、
夫妻の寝室に入っていく姿が映っていたという。
夫妻はAを問い詰めると、Aは、Bとのあいびきで夫妻の寝室を利用した事実を認めたという。
Aは媒介手数料を無料にすると伝え、個人的に夫妻のアパートを借りて損失を補填すると伝えたそうだ。
夫妻は了承した模様。引き続き、Aに売却活動を任せたという。
しかし、売却を始めてから4カ月経過しても、買主は現れず。問い合わせもゼロ件だったという。
夫妻は不動産会社の社長にその憤りを伝えたという。
それでも状況は変わらなかったようで、同年12月に夫妻は、オープンハウスと偽り、
管理中の物件で性行為する行為は受託者責任違反および契約違反に当たるとして、
慰謝料など約1300万円を求め不動産会社を訴えたという。
訴訟の原因となった不動産会社の男女だが、現在も同会社のホームページに、
AおよびBの社員紹介が掲載されており、別の支店で勤務を続けているとみられる。