ロシアのプーチン政権が、志願兵の年齢制限撤廃に向けた手続きを進めている。
現行法では18~40歳のロシア人と18~30歳の外国人が志願兵として契約できるが、
上下両院は25日、年齢の上限をなくす改正法案を賛成多数で可決。
法案を提出した議員らは「高精度兵器の使用や武器や軍備品の運用には、高度な専門家が必要」と主張。
熟練の域に達するのは「40~45歳」だとして、年齢制限撤廃の言い訳をした。
だとすれば、最初から投入しているだろう。
いままでは、高度な専門家はいなかったということか。
バカバカしい言い訳だ。
ウクライナ侵略で予想以上に苦戦して人的損失が拡大し、兵員不足に陥っていることが露呈している。
ただ、国民には苦戦していることを知られたくなく、別の理由を考えたようだ。
プーチンも国民の動静は強く気にしているようだ。
だから、戦争宣言も国民総動員も発しない。
日本の終わりの頃と同じ匂いがする。
違うことは、自国領土は攻撃されていないことと、エネルギーや食糧はある。
相手は支援を受けているとはいえ、巨大ではないということだ。
過去の例を見てもロシア国民は戦死者の数に敏感で、ウクライナで犠牲が増え続ければ、
国民の戦争への不満と、怒りを表す気持ちが高まる可能性がある。
だから、ロシア軍は戦死した兵士をウクライナの地に埋めたり、移動火葬車で焼却している。
ロシアのために戦った兵士は行方不明者となる。
それも、化けの皮が剥がれ始めている。