パリのルーブル美術館で29日、名画モナリザにクリーム菓子が投げつけられる騒ぎがあった。
絵画は強化ガラスで覆われており、損害はなかった。
仏紙パリジャンによると、菓子を投げたのは20代でパリ近郊に住む男性。
高齢の女性に変装し、車椅子でモナリザに近寄ったとみられている。
インターネット上に投稿された動画には、男性が展示室から警備員に退出を促され、
「芸術家は地球のことを考えろ」と叫ぶ様子が映っている。
モナリザは1956年、観光客に石を投げつけられ、一部が損傷。
2005年、強化ガラスで覆われた。
09年にはコーヒーカップを投げつけられたが、強化ガラスに当たって砕け、絵画は無事だった。