政府は対台湾窓口機関の台北事務所に防衛省の「現役」職員を派遣する方針を固めた。
中国が台湾周辺での軍事行動を活発化させ、台湾海峡情勢の緊迫度が増していることを受けた措置で、
今夏にも派遣する。
台湾には現在、退職した自衛官1人が駐在している。
派遣するのは自衛官ではなく、「背広組」と呼ばれる文官職員1人。
当面は現在駐在する元自衛官1人と合わせた2人体制とする。
米国は、国防総省の文官に加え陸海空の各軍と海兵隊に属する現役の将校が多数、常駐。
01年以、年次演習「漢光」にも現役将校の視察団を派遣。
近年の台湾海峡情勢の緊迫を受け、小規模ながら地上部隊の共同訓練を実施したとも報じられている。