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​中国、米国との関係再構築を目指す?

中国の王毅外相が25日、外交に関するシンポジウムで、

中国は来年の主要な外交課題の概要を示す中で、米国との関係を「再調整」し、

欧州とのコミュニケーションを増やすよう努力する意向を示した。

王外相は「我々は中米の首脳間で合意された共通の理解を実行に移し」、

二国間関係を正しい方向に戻すよう取り組むと語った。

習近平国家主席は先月、インドネシアのバリ島でバイデン米大統領と初めて対面で会談。

習政権の10年間で中国の外交は強硬姿勢を増し、先進諸国では中国に対する世論の肯定的な見方が著しく低下。

米国は日本、韓国、オランダ、台湾など安全保障のパートナーに対し、先端半導体の対中輸出規制で同調するよう求めている。



一方、中国軍は25日、台湾周辺の海空域で火力を用いて複数の軍種による統合軍事演習を実施。

米国と台湾による挑発への対応だと、東部戦区の報道官が発表。

報道官は「米国と台湾が結託して挑発をエスカレートさせている現状への対応だ」とした上で、

「必要な全ての措置を取り、国家主権と領土を断固守る」と強調。

米国で成立した2023会計年度国防権限法で、

27年までに台湾向けに最高100億ドル(約1兆3300億円)の軍事資金援助を認めるとともに、

中国の武力侵攻に備えて台湾の重要物資確保を支援することも盛り込んだ。

中国側は24日、「台湾海峡を戦争の瀬戸際に追いやる」と米国を強く非難していた。

今年8月、ペロシ米下院議長の訪台は、わたしの読み通り周知の布石だったようだ。

この時も中国は反発し、台湾を包囲する形で前例のない規模の演習を展開。

日本の排他的経済水域EEZ)内に弾道ミサイルが着弾するなどして緊張が高まった。