英紙ガーディアンなどに寄稿していた記者ドン・フィリップス氏と権利擁護専門家ブルノ・ペレイラ氏の2人は、
ブラジル北西部アマゾナス州のペルーとの国境に近い地域で先住民の話を聞いた後、
5日に水路でアタライアドノルテの町に戻る途中で行方不明になった。
法定アマゾン内で24時間以上消息を絶っており、国内外で懸念が広がっている。
ヴァーレ・ド・ジャバリ先住民連合(Unijava)によると、
二人は5日朝6時頃、アマゾナス州内のサンラファエルと呼ばれる川沿いのコミュニティに着き、
部族のリーダーの妻と話をした後にアタライア・ド・ノルテ市に向かった。
だが、約2時間で着くはずの町には着かず、道程を探したが、見つからないという。
二人は2018年から同地域を一緒に回っているが、ペレイラ氏やUnijavaの関係者は、
頻繁に金鉱夫や製材業者などからの脅迫を受けていた。
ベレイラ氏らは先週も脅迫を受けており、連邦警察や連邦検察庁、
国際的な先住民保護団体などにも被害届や報告を提出していたという。
ブラジル軍や警察が捜索をしている。