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バイデン大統領、移民政策撤回を撤回。

バイデン大統領 難民の年間受け入れ上限 変更を発表。


難民の受け入れについて、バイデン大統領は4月16日、

出身国などの制限を緩和する一方で、全体の上限は1万5000人に据え置くと発表。

上限を据え置くとしたことに与党内などから反発。



バイデン大統領は3日、1年間に受け入れる難民の上限を、

トランプ前政権が設けた1万5000人のおよそ4倍にあたる、6万2500人にすると変更。

米政府は2日、ドナルド・トランプ前大統領が導入し、バイデン大統領が就任後に撤回した、

移民政策「メキシコ待機」プログラムを再開すると明らかにした。

この政策は、亡命を希望する移民を、申請手続きを行う間メキシコ側に待機させるもので、

治安の悪い環境に移民が置かれることが問題となっていた。

再開をめぐり、バイデン氏を非難する声が上がっている。



バイデン大統領は1月の大統領就任後、この移民政策を「非人道的」だとして撤回する大統領令に署名。

しかし連邦裁判所はこれを認めず、同政策の再開を命じていた。

アメリカとメキシコの両政府は、この政策を再開させることを認めた。

「メキシコ待機」政策の復活は、国境にある移民キャンプでの犯罪や暴力行為を誘発しかねない。

トランプ前大統領は、当時「移民保護プロトコル」と呼ばれていたこのプログラムを導入し、

6万人以上の亡命申請者をメキシコに送り返した。

バイデン政権はこの決定を不服として上訴している。

ジェン・サキ大統領報道官は1日、バイデン氏の考えは、過去の主張と変わっていないと説明。

「ただ、我々は法に従うことにもなる」とした。



「メキシコ待機」政策は、メキシコの懸念に対処するため内容を修正したうえで、

来週からテキサス州カリフォルニア州の入国地点で再開される。

メキシコ側で待機する亡命希望者は、時には犯罪組織の餌食になることもある。

慈善団体ヒューマンライツ・ファーストによると、メキシコに戻された移民に対する誘拐やレイブ、

拷問、そのほかの虐待行為の事例が1500件以上報告されている。