ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、マドリードで開かれているNATO首脳会議に、
オンラインで出席して演説。
ロシアとの戦いは「将来の世界秩序」を決めるとして、
NATOが軍事・財政面で一段の支援を行うよう求めた。
ゼレンスキー大統領は、ロシアの次の標的は「モルドバかバルト3国か、
それともポーランドか」と問い掛けた上で、「答えはこれらすべてだ」と指摘。
現在の戦闘は「欧州の支配をめぐる戦争だ。将来の世界秩序がどうなるかを決める」と強調。
その上で、勝利には「最新のミサイルと防空システムが必要だ」と支援を要請。
財政面でも月50億ドル(約6800億円)の援助を求めた。