安倍氏国葬責任者、森昌文・首相補佐官(63)が過去に参加した「大仁田厚主催の乱倫パーティ」
内閣の中枢である「首相補佐官」が過去、乱倫パーティに参加していた。
参加女性の証言で、当夜の様子が明らかになった。
2018年に事務方のトップである事務次官に昇格。
今年1月に岸田政 権下で首相補佐官に任命され、
9月27日に行なわれる安倍晋三氏の国葬の実行幹事会首席幹事も務める。
2007年6月、週刊ポストはプロレスラーで当時参議院議員だった大仁田厚主催の「性の乱痴気パーティ」を報じた。
大仁田氏が住む都内高級マンションに集まったのは、複数のAV女優と19歳のキャバクラ嬢。
20代のコンパニオンなど美女7人。
男性は大仁田氏を含む3人で、そのうちひとりが森補佐官だった(当時は匿名の国交省役人として報道)。
パーティに参加した女性が証言。
「当時の大仁田さんのマンションは4LDKで、リビングは30畳くらい。広々としたテラスと庭もありました。
リゾート気分に浸って、まず全員ビールで乾杯。
大仁田さんは2人の男性を『どちらも東大卒の国交省キャリア』と紹介。
森さんは小柄で人の良さそうな印象。『携帯番号教えて』って言われたので、連絡先も交換しました」
当初は合コンに近い雰囲気だったが、女性3人が先に帰宅すると「雰囲気が怪しくなってきた」と参加女性が続ける。
「大仁田さんがAV女優に『俺の部屋使ってもいいから2人を遊ばせてやってよ』と囁いたんです。
するとそのAV女優は森さんともうひとりの男性にそれぞれ女性をあてがって、
『さあ、さあ行ってらっしゃい』って。各々が個室に消えていき、20分くらいでリビングに戻ってきました」
その後、森氏はソファで女性の腰に手を回すなど距離が縮まった。
「ここからタガが外れた感じになりました。まずAV女優のひとりが全裸になって、ベリーダンスを踊り出したんです。
で、次に男性陣がキャバ嬢の裸が見たいと言い出して。
男性3人で『脱げ! 脱げ! 脱げ!』と手拍子であおり立てた。
『上だけだったら』と恥ずかしそうにキャミソールを下げて乳首を見せると、
『キレイだ!』『若い子の体っていいね』と歓声を上げていました」
深夜1時にお開きになると、森氏ともうひとりのキャリア官僚は、
部屋を共にした2人の女性と連れ立って夜の街に消えた。
この一件を報じた本誌の発売2日前に大仁田氏は会見し、「次の参院選には出ない」と突如政界引退を発表。
「第一次安倍政権の運営方針への不満を理由としましたが、
パーティ報道に対して事前に手を打ったと見る向きもあった」(全国紙記者)
このタイミングで首相補佐官続投の任を受けた森氏に話を聞いた。
──2007年のパーティに参加した経緯は?
「いや、参加はしましたけど、乱痴気な会合ではないですよ。記事はウソ」
──参加女性が全裸になっていますが。
「例えばですよ、暑い時にカーディガンを脱ぐじゃないですか。なぜ女性が脱いだのか、私が解釈することじゃない」
──この一件は岸田首相も知っている?
「伝えてないよ。なんで私が伝えなきゃいけないの。参加女性の証言はウソばかりですから」
──当時、大仁田氏が政界引退宣言をしたことについては?
「あの記事で彼は有名になったんだから、何がマイナスなの。結局は芸能人。私は大迷惑でしたがね。
とにかく、もうこの件について話すことはない」そうまくし立てた。
パーティを主催した大仁田氏にも話を聞くと、
「パーティの件は記憶が曖昧なうえ森氏とは面識が浅く人物像も分かりかねます」との回答だった。
官僚に詳しいジャーナリストの小泉深氏が語る。
「首相補佐官の仕事は、内閣の政策の企画や立案について首相を補佐すること。
国家運営に携わる重要な立場にあります。給与は年間約2400万円で、その出所は税金です。
自分の言動について人一倍高いモラルが求められる。
過去のこととはいえ、森氏は改めて襟を正す必要はあるでしょう」
こんな首席幹事が催す「国葬」に税金がつぎ込まれていいのだろうか。
※週刊ポスト2022年9月2日号