政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

プーチン活発に友好国と連携模索。

ロシアはノルドストリームについては、修復は可能としながらも、

EUが修復を望むか明確に示し、かつ安全を保障する必要があると述べた。

修復して欲しければ頭下げて来いよ。ことと次第によっては修復しても良いということだ。

自分が破壊したことを暗に認めている。



プーチンは12日、モスクワで開かれているエネルギーに関する会議で、

損傷した海底パイプライン「ノルドストリーム」を通して、

欧州に供給していた天然ガス黒海方面に振り向け、

トルコを欧州向け天然ガス輸出のハブ(中心地)とする案を提案。

プーチンはノルドストリーム2の損傷していない部分を利用してEUに供給する案も提案した。

同会議に出席しているトルコのドンメズ・エネルギー天然資源相は、

「代替ルートを通して欧州に供給するというプーチンの提案を耳にしたのは今回が初めてだ」とし、

こうした国際プロジェクトは実現可能性を評価する必要があり、商業的な面からも討議しなければならない」と指摘。

プーチンはこのほか、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が、

原油価格の維持に向け減産を決定したことを歓迎するとし、

サウジアラビアが主導するOPECと引き続き協力していくと表明。

「OPECプラスの協調行動で、市場の安定性と予測可能性が引き続き確保される」と述べた。



プーチンは13日、中央アジアカザフスタンの首都アスタナで、

アジアと周辺地域の安全保障問題を協議する「アジア相互協力信頼醸成会議」(CICA)の第6回首脳会議に出席。

プーチンは「世界的なサプライチェーン(供給網)を妨害する、人為的で違法な障壁は取り除くべきだ」とし、

ウクライナ侵略で米欧諸国が発動した対露制裁を非難。

会議に出席したトルコのエルドアン大統領は「和平は外交によって達成できる」と述べ、

ロシアとウクライナの停戦交渉の仲介に変わらずの意欲を示した。

プーチンはこの日、参加した各国首脳らと2国間会談を行った。

CICAはナザルバエフ前カザフ大統領の提唱で1993年に発足。

ロシアと中国、中央アジア諸国、韓国など計27カ国・地域が加盟し、4~5年ごとに首脳会議を開いてきた。

今回はロシアとトルコ、イラク中央アジア諸国など11カ国・地域の首脳が出席。

今回の首脳会議では、CICAを本格的な国際組織に発展させていくとする声明が採択されたほか、

クウェートを新たに加盟国とすることも決まった。



14日にはアスタナで、旧ソ連諸国でつくる「独立国家共同体」(CIS)首脳会議にも出席する。

ウクライナ東・南部4州の併合を宣言したロシアに対する国際社会の視線が厳しさを増す中、

プーチンは友好国とみなす各国との連携を確認し、ロシアの存在感アピールと孤立を防ぐ思惑だ。

プーチンが焦っていることも否めない行動だ。