T last me!
トラス英首相は、自身の目玉政策だった大型減税策がほぼ全面撤回に追い込まれ、
支持率も7%となり辞任を表明。
財源の不明確な減税策は市場の不信感を招き、英国債やポンドが下落。
英中央銀行はインフレ対策で金融引き締めを続ける中、
金融緩和につながる長期国債の買い支えを実施せざるをえなくなるなど迷走。
ただ、今回の混乱はトラス氏のみに責任があるわけではない。
物価高に苦しむ一般党員が目の前の「減税」の響きに引かれたのはやむを得ない面もある。
トラス氏はその財源について明確に説明せず、いずれ経済成長によって借金を返済できるとの考えを示した。
これは、日本の安倍氏がいずれは一般国民にも「しずくが落ちる」と、金持ちばかりを優遇したアベノミクスと同じだ。
「間違いだと思ったのは私だけではないだろう」。
バイデン米大統領は15日、トラス氏が撤回した大型減税策についてそう語った。
米国の大統領が、同盟国の英国の首相を「これほど批判するのは異例」(英BBC放送)と伝えられた。
トラス氏の減税策の柱の一つは、富裕層が受ける恩恵はやがて中間層や低所得者層にも行き渡るという考えで、
バイデン氏はこれについて「富裕層への減税は、私は反対だった」と述べた。
トラス氏は、日本のアベノミクスの失敗を勉強していなかったようだ。
日本の岸田総理の支持率は24%、不支持率は62%。
支持率は就任以来最低が続く。
安倍氏国葬、評価する 28.9%。評価しない 63.6%(選挙ドットコム調査10月15日~16日)