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蔡英文総統、民進党主席辞任を表明。

台湾の蔡英文総統は26日、同日に投開票された統一地方選で惨敗したことを受け、

与党・民進党の主席(党首)を辞任すると表明。総統職にはとどまる。

今後、同党の主席選が実施される。

連続2期目の蔡氏は24年総統選には出馬できない。

台湾の初代総統、蔣介石のひ孫である蔣万安氏(43)が史上最年少で台北市長に当選。

民主化以降の歴代総統のうち3人が台北市長を経験しており、万安氏も将来の総統候補として存在感を高めそうだ。



万安氏は米国で弁護士資格を取得した国際派。米ペンシルベニア大で法学博士を取得。

万安氏の政策は国民党内で「中間派」とみられている。

台湾で2019年に認められた同性婚を支持するなど、リベラル色の強さは民主進歩党とも共通点がある。

対中政策についても同年1月、台湾に一国二制度の受け入れを迫った中国の習近平国家主席に対し、

呼びかけを拒否して台湾の自由と民主主義を尊重するよう求めた蔡英文総統の主張に賛同する考えを示した。

台湾では行政トップである市長・県長の権力が大きく、統一地方選は総統選挙の「前哨戦」と呼ばれることも多い。

この結果を受けて中国などは、民進党政権の惨敗に対して、さまざまな宣伝工作を仕掛けてくる。

さらに国際メディアを煽り反応することを狙ってくる可能性がある。

中国の宣伝工作に惑わされないように注視しなければならない。