台湾当局の発表などによると、先月、弘前市の輸出業者が台湾向けに輸出した、
青森県産のりんご「サンふじ」から、殺虫剤の「テトラジホン」、0.02ppmが検出されたという。
日本の基準値の50分の1で、日本国内での流通は問題ないが、
台湾ではこの農薬が検出されることは認められておらず、陸揚げが出来ない。
県によると、現時点でりんごの輸出に影響はないといが、
今後、半年以内に輸出された国内産のりんごからあと2回農薬が検出されると、
台湾が日本に対して改善計画の提出を求めるほか、検査体制が厳しくなるという。
県は輸出業者に職員を派遣してりんごの生産過程などを調べているほか、農協や販売業者などに注意喚起を行ったという。
台湾は国産りんごの輸出のおよそ7割を占めていて、県農林水産部の成田澄人次長は、
「今回の件を深刻に受け止めている。信頼確保に向けて緊張感と危機感を持って万全を期したい」と話した。
‘@台湾では禁止されている農薬を日本人は食べているということだ。
日本は農薬に関しての基準が緩いと、以前から言われている。
かつて 1970〜80 年代前半には、テデオン燻煙剤(有効成分テトラジホン)が(ダニコロパー・ユーコー薬品)として市販されていたが、耐性ダニが現れてやがて登録が抹消さているはずだ。
これに代わってアピスタン(有効成分フルバリネート)が、約 20 年間今日まで世界のベストセラー製品になっている。
「テトラジホン」について、ラットなどのテトラジホン投与による影響は、主に肝臓(肝細胞肥大、肝細胞単細胞壊死等)、
甲状腺(重量増加等:ラット)及び肺(肺胞マクロファージ集簇等)に認められている。
ミツバチが居なくなったのも「テトラジホン」などを使用したせいではないかとも考えられている。