米テキサス湾岸のバリアー島、マスタング島のビーチで今月下旬、
国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種(レッドリスト)に指定されている「アメリカウナギ」が漂着しているのが発見された。
個体は120センチ超(4フィート)と巨大で、海洋生物に詳しい専門家も「非常に珍しい」と驚愕している。
テキサス大学海洋科学研究所に勤務し、非営利団体「ミッション=アランサス国立河口研究保護区の理事として、
同保護区のリサーチ、教育、管理、保護などに従事するジェイス・タネルさんが現地時間1月23日、
SNSに巨大なアメリカウナギの動画を投稿した。
「今日漂着したものを見てくれよ! これはアメリカウナギだ! こんなの見たことあるかい? すごい大きさだろう…!」
興奮気味に語るジェイスさんが早朝に発見したというアメリカウナギの個体は、桜鯛のようなピンク色でとにかく巨大である。
「120センチはあるから、アメリカウナギでは最大と言えるだろうね。
私たちが普段目にするアメリカウナギはもっと小さく、釣り餌に使われたりしている。でもこれはとにかく巨大だよ!」
ジェイスさんは動画の中で「残念なことにアメリカウナギは絶滅の危機にある」と述べており、
「ダムの建設でウナギが遡る川の流れが断絶されてしまった。そのため淡水や河口に生息し、
海で産卵するというライフサイクルができなくなっている」と指摘。
‘@絶滅危惧種の稚魚を釣り餌に使っていいのか。