推定10億匹のカニが消失?
アラスカのカニ漁シーズンがキャンセル。
アメリカのアラスカでとれるズワイガニが謎の消失を遂げて個体数が激減したため、当局が禁漁を発表。
これにより外食産業などが打撃を受ける中、専門家はズワイガニの急激な減少の原因や、
生態系への影響への調査を急いでいる。
アラスカ州漁業狩猟局(ADF&G)が、ベーリング海で実施したトロール調査の分析結果によると、
ここ2年間で姿を消したカニの数は推定10億匹と見積もられており、
個体数の減少率は90%にのぼるとのこと。
アラスカ州でズワイガニが禁漁となったのはこれが初めてのことで、
2021年から2年連続で禁漁となっているタラバガニとともに、
地元の漁業関係者たちは頭を悩ませている。
アメリカ海洋大気庁によると、アラスカはアメリカで最も急速に温暖化が進んでいる地域で、
年間何十万トンもの氷が減少しつつあるとのこと。
これは低温の環境を好むカニにとっては致命的な問題となる。
‘@地球温暖化を軽視した人間の愚かさか、自然の怒りか。
いま改めて当たり前のように食べていたカニに、蟹謝。