トルコで6日午前マグニチュード(M)7・8の地震が発生。
米地質調査所(USGS)によると、6日午前のマグニチュード(M)7・8の地震は東アナトリア断層付近で発生。
トルコでの死者は2379人に達し、シリアでは少なくとも1444人が死亡、1万6000人以上が負傷。
両国で数千棟の建物が倒壊し、今も多くの人ががれきの下敷きになっている。
トルコのエルドアン大統領は甚大な被害が出ていることを受け、「12日まで7日間の服喪」を宣言。
被災地は厳冬下にあり、被害が特に大きかったトルコ南部カフラマンマラシュ県などは大雪に見舞われている。
余震も続き、建物の崩壊が相次いだ。
一方、内戦が続くシリアでは被災地が、アサド政権、反体制派それぞれの支配地域に分かれ、
全容の把握が難しくなっている。
トルコは大小のプレートが複雑にひしめき合う場所に位置する地震大国で、
マグニチュード(M)7クラスの地震が繰り返し発生してきた。
北部には東西に走る「北アナトリア断層」、南東部には「東アナトリア断層」という大きな横ずれ断層がある。
1月19日朝、トルコ西部で、見慣れない形の雲が姿を現した。
赤黒い輪が2つ重なり、まるで生き物が口を開けているように見える。
この雲は、約1時間出現。数千人がこの光景を目撃した。
前日の夕方には、別の地域の空が、夕焼けで赤く燃えるように染まっていた。
この映像はSNSに拡散され、地震の前触れではないかという声もあがっていた。
(合掌)