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「中国スパイ気球」ミサイルで撃墜。

米上空を中国の気球が飛行。安全を確認して米軍が撃墜。

ミサイル1発5000万円。

中国の偵察用気球が飛んでいた高さは、6万~6万5000フィート(約1万8000~1万9500m)という高高度。



これは旅客機などの一般的な航空機が飛ぶ高度、よりも高く、戦闘機であっても簡単に行くことができない位置だ。

アメリカ空軍が運用する戦闘機のなかで、今回のような飛行目標を攻撃できる機体は、

スペック上の数値で高度6万フィート(約1万8000m)以上まで上昇できるのは、

エンジンを2つ搭載したF-15F-22のみ。

そして、両者を比較すると後者の方がエンジン推力が大きく、ミサイルをウエポンベイで機内搭載できるため、

武装しても空気抵抗が低くなる空力的な利点もあることなどから、F-22の方が高高度での任務に適しているといえる。

F-22ラプター」には、20mm機関砲が装備されているため、これを使ったほうが「より低コストに気球を撃墜できたはず。



しかし、気球への機銃攻撃は簡単ではなく、実際に行って失敗した例もある。

撃墜が難しい理由のひとつは、気球と戦闘機の速度差がありすぎるため。

戦闘機は高速で飛ぶが、気球は風に流されるだけで速度は低く、

戦闘機から見れば止まっているのと、ほぼ同じ状態。

速度差がありすぎるため逆に照準が難しく、気球が大きすぎるため、接近しすぎると空中衝突する危険性もある。

また、機銃弾自体が気球に対して効果が薄く、命中しても表面に穴が開いてガスが抜けるだけで、

気球自体を直接破壊することができないこともある。

‘@そう考えると、新たな武器になる可能性もある。

恐ろしい話だ。