「大量の抗議電話で担当者はノイローゼ状態」
こう語るのは、富山第一高校の関係者。
1月からSNS上で何度も繰り返されている、若者による “外食テロ”。
2月に発覚した「ガリ直食い」動画。
学校側を何より悩ませているのは、炎上騒動を受けて殺到している抗議電話だという。
「『ガリの動画見たけど、どうなってんだ』『お宅の生徒だよな』と威圧的な電話が次々かかってくるんです。
声や話し方からして、若い人が多いみたいです」
もちろん、うちの生徒が起こした行動ですし、『はま寿司』さんはじめ世間のみなさまには本当に申し訳ないとは思います。
でも、それにしたってまるで嫌がらせのような電話が続くと、こちらも疲弊しますよ」
「事件を担当することになった先生は、みるみるうちにやつれています。ノイローゼ状態ですよ……」(学校関係者)
‘@いまの時代、残念ながらこういうことが起きるのは当たり前のことになっている。
高校生の軽はずみな犯罪投稿が、あまりに多くの人たちに迷惑をかけている。
大人たちも、若者だから許してやれと言うスタンスではなく、ダメだということをはっきりと見せないと、
真似する若者が増え、社会が混乱し、その関係者や加害者にも決して良い影響を与えない。
ネットの無い時代であれば、近所の話で済んだが、いまや全世界に発信され、晒した行為や顔を永久に消えない。
「逮捕されていないのに騒ぎ過ぎ」などの声にダマされてはいけない。
軽はずみな行為で人生が変わることもある。絶対にするべきではない。
発端となった動画は、回転寿司「はま寿司」店舗で、男性が使用済みの箸を使い、
容器から直接ガリを食べる様子を撮影したもの。
男性が、富山第一高校サッカー部のジャージを着ていたことから、ネット上ではすぐに身元が特定された。
「ガリ直食いをしたと見られる生徒が所属するサッカー部は、現在、活動休止中です。
本人も学校に来ていないみたいです」(生徒の保護者)
これまで全国高校選手権への出場は32回、2013年には優勝するなど、国内有数のサッカー強豪校と知られる同校。
ほかの生徒たちの間でも不満がたまっているという。
「各クラスの男子の3割はサッカー部なんです。サッカーをするため、選手権に出るために入学した生徒がほとんどです。
みんなサッカーができなくてフラストレーションがたまっていると思いますよ。
でも、正直、事件が起きたこと自体は驚きません。不良っぽいやつもたくさんいましたから」(前出・保護者)
今回の騒動を起こした生徒も「中学時代からやんちゃで有名でした。“陽キャ” で目立ちたがりなタイプ」(別の保護者)