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​年金運用に暗雲?

年金積立金約200兆円を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)に巨額損失の懸念が浮上。

ここへきて、米銀2行の経営破綻や金利上昇など、いくつもの悪材料が重なっている。

GPIFは経営破綻した米銀2行の株式や債券約550億円分を保有していた。

シリコンバレー銀行(SVB)の株式約238億円、債券約199億円、シグネチャー銀の株式約114億円。

いつまで保有していたかは、明らかにされていないが、「大損を食らった可能性が高い」と市場関係者はいう。



GPIFの公開資料によると、21年4月から22年3月末にかけて取得したとみられる。

両行の株価は昨年3月以降、右肩下がり。秋には半値以下まで下落。

GPIFの今年度の運用実績を見ると22年4~12月の9カ月間で累計7.3兆円の赤字を出した。

国内株式0.6兆円、外国株式2.7兆円、国内債券1.8兆円、外国債券2.1兆円。

金利上昇による債券価格の下落もGPIFの含み損を膨らませる。

米国を中心とした世界的な利上げラッシュですでに外国債券の価格は大きく下落。



‘@一喜一憂することはないと思うが、減らないに越したことはない。

増えている時にはあまり取り上げないが、目減りしている時にはキャッチーな言葉で煽る。

年金の原資が増えても年金は増えないが、年金の原資が減ると年金も減るのではないかと心配になる。

不安な心理を持っても一個人ではどうしようもない。


政府は年金を他の政策に使うべきでない。