米ブルームバーグ通信は23日、ロシアのオリガルヒ(新興財閥)による制裁逃れを手助けしていないかどうか、
米司法省がスイスの金融大手UBSとクレディ・スイス・グループを調査していると報じた。
司法省から召喚状が送られた。送り先には主要な米銀も含まれる。
各金融機関の従業員と制裁対象の顧客との取引履歴や、顧客の審査過程に調査の重点を置いている。
クレディ・スイスはロシアの富裕層を多く顧客に抱えることで知られる。
UBSは19日、スイス政府の後押しでクレディ・スイスの救済買収を発表した。
ブルームバーグによると、召喚状が送られたのは買収で合意する以前だという。
米国は制裁違反に厳しい姿勢で対応しており、過去には巨額の罰金を課した例もある。
スイス政府はUBSに対し、クレディ・スイス買収に伴い今後発生しうる損失に関して90億スイスフラン(約1兆2800億円)の政府保証を与えた。
調査の行方次第では米当局から巨額の罰金を課される可能性がある。
‘@クレディスイスの案件はロシア絡み。
根は深い。