ドイツの「脱原発」が完了する。
2011年の東京電力福島第1原発事故を受けて原発の段階的な廃止が加速し、現在も稼働する3基が15日で停止する。
原発を長く使うより石炭を掘ることを選んだ。
温暖化対策が世界的課題となる中、独政府もCO2排出源である石炭火力の完全廃止と再生可能エネルギーの拡大を目指している。
しかし、ロシアのウクライナ侵略を機にロシア産天然ガスの供給が滞るとエネルギー不足に陥り、停止していた石炭火力の再稼働に踏み切った。
政府が石炭火力を維持する一方で原発停止を急いだことに国内では不満もくすぶる。
「再生エネで本当にやっていけるのか」と首をかしげる市民。
一報、「テロが怖い」との理由や核のごみに不安を抱える市民は停止に賛成の立場。
‘@ドイツの人口は約8390万人、日本お人工は1億2560満員。
面性はほぼ同じ。
国際通貨基金(IMF)の経済見通しでは、22年の名目GDP(予測値)は3位の日本が4兆3006億ドル(約555兆円)なのに対し、
4位のドイツは4兆311億ドル。
ドイツにできて日本に出来ないことはない。
因みに、国力の源泉である人口が、日本のおよそ1億2千万人に対しドイツは8千万人。
人口比で言えばGDPはドイツに追い付かれている。
専門家は遅くとも5年以内に日本はドイツにGDPで抜かれる可能性が高いと見ている。
大きく影響したのは円安の進行と、名目GDPを引き上げる物価上昇率の差だ。
全ての不を置いて退任した黒田東彦氏のつらの皮の厚さには辟易とする。