殴る、蹴る、飛び交う怒号、深夜に起きた乱闘。
沖縄市中央のゲート通り付近で4月初め、米軍関係者による傷害事件が相次いだ。
米軍関係者同士のいさかいで当事者の1人が刃物のようなもので切り付けられたほか、
酒に酔った米兵が日本人の飲食店従業員に暴行し逮捕される事案が複数発生。
米軍関係者らしき集団乱闘も目撃されている。
米軍の外出制限の緩和や、円安で基地外での飲酒が促されたことが背景にあるとの指摘も出ている。
県警関係者は「米兵は円安のため外で飲む方が安上がり。新型コロナも落ち着いて人通りも戻ってきている。
トラブルも増えてくるのではないか」と警戒。
在日米軍は外出や飲酒禁止時間などを定めた「リバティー制度」を昨年12月から緩和。
ゲート通りでキッチンカーを出店する従業員は、
「リバティー制度が緩和されてから毎週のように米兵のけんかや乱闘がある。大切な客ではあるが、これでは困る」と嘆いた。