以前から指摘しているが、米軍基地の兵士の検査体制が、日本と韓国で全く違う。
韓国は出国前、入国時、隔離終了時と3回やっているが、日本は検査がない。
米隊員はノーマスクで外出、飲酒事故。
完全に舐められている。
自民党は口ばかりで、「思いやり予算」増額。
自衛官の命を米軍に捧げる安保法制。
発する言葉は勇ましいが、米軍のしたい放題にさせている自民党政権はつくづく情け無い。
在沖縄米海兵隊基地内で、新型コロナの感染が急速に広がっている。
沖縄県は住民への拡大を警戒しているが、米軍から十分な情報が得られず、
必要な対策を打てないとして、日本政府に対応を求めているが、政府も情報を得られていない。
それでも政府は「日米間の情報共有は出来ている」との立場だ。
米国防総省は、作戦上の理由から、米軍基地内での感染情報を公表しないとの指針をとっている。
外務省も米側から提供された情報は発表しないよう自治体に要請している。
沖縄県の場合、感染に関する情報は、日米合意に基づき、
米軍の医療機関から県保健医療部に直接連絡が入ることになっているが甚だ疑問だ。
新型コロナのクラスターが発生したアメリカ軍の部隊が、
日本へ向かう前にPCRなどの検査を実施していなかった。
そう報告された岸田総理は「厳しく抗議しろ」と珍しく怒りを露わにした。
先手を打って、水際措置を強化し、オミクロン株対策で一定の評価を得ていた岸田政権にとって、
水際措置対応の網を緩めるわけにはいかない。
今月、沖縄のアメリカ軍キャンプ・ハンセンで新型コロナのクラスターが発生し、
12月24日までに240人の陽性が確認された。
さらに、日本人従業員から沖縄で初となるオミクロン株感染が確認され、
日本人従業員と家族のオミクロン株感染者は12月24日時点で9人にまで拡大している。
米軍にも相当数のオミクロン株感染者がいると推測される。
このキャンプ・ハンセンではアメリカ出国時のPCR検査が9月3日以降、実施されておらず、
待機期間中の基地内での行動制限も行われていない。
アメリカ軍の舐めた対応は、昨年7月、羽田空港に到着した岩国基地の関係者3人が、
空港でのPCR検査の結果を待たずに、民間機で基地に向けて移動し、陽性が確認された。
同様のケースは横田基地や横須賀基地などでも起こっている。
基地を抱える地元からは感染拡大への不安の声と厳格な検疫を求める怒りの声が相次いできた。
日本の水際対策は彼らによって崩されている。
21日、クラスターの拡大が続くキャンプ・ハンセン所属の兵士が酒気帯び運転で現行犯逮捕された。
沖縄県が、日米両政府に“基地外への外出禁止”を要請する考えを示していたなかでの、逮捕だった。
松野官房長官は12月23日の記者会見で、
「日本の措置とは整合的とは言えないことが明らかになったため、
岸田総理の指示に基づき、林外務大臣からラップ在日米軍司令官への申し入れを行い、
遺憾の意を米側に伝達した」と、日本側の対応を明かにした。
参事官や局長が行ってきた抗議が、危機感を強めた岸田総理の意向で、
一気に外務大臣担当に格上げされたのだ。
岸田総理は日本側の改善要求に対応するようアメリカ側に求めた上で、
「引き続き、米側の対応、しっかり注視していきたい」と力を込めた。
今までの政権下、見逃し繰り返されてきた米軍のずさんな対応。
岸田総理の怒りが、改善につながるのか。