日本の宇宙ベンチャーispace(東京都港区)は26日、成功すれば民間企業として世界初めてとなる月面着陸にチャレンジしたが、
着陸予定時刻を過ぎても着陸が確認できていないと発表。
同社は月への物資輸送を目指すベンチャー企業で、独自のランダー(月着陸船)とローバー(月探査車)を開発。
今回は、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」の初回となる「ミッション1」として実施。
同社の袴田武史社長によると、月面に到達していると思われるものの「月面着陸が完了できていない可能性がある」と明かした。
同社は着陸の瞬間のライブ配信を実施。予定時刻を過ぎ、着陸したかどうかispaceのミッションコントロールセンター(MCC)にて確認が進められていたが、
MCCによると着陸直前までランダーとの通信が確立していたものの、その後信号が途絶えたという。
一方で、「すでにミッション1は非常に大きな成果を残した。月面の着陸まで通信が確立できており、
着陸までのフライトデータが確実に得られた。
これをもとに、我々のミッション2、ミッション3にナレッジをフィードバックして、次の技術の成熟度を上げていく」と、今後のチャレンジに意欲を見せた。
同社では、引き続きランダーとの通信確立にチャレンジするとしている。
‘@何とか回復すればいいのだが。
着陸直前に何らかの影響でランダーが月に衝突したか。
いずれにしろワクワクさせてくれる。
ランダーには7つのペイロードを搭載。
JAXAの変形型月面ロボット、カナダMCSSのAIのフライトコンピューター、カナダCanadensysのカメラ、
HAKUTOのクラウドファンディング支援者の名前を刻印したパネル、
HAKUTOの応援歌であるサカナクション「SORATO」の楽曲音源を収録したミュージックディスク。