月桂冠のようなものを掲げる女性とその周囲に複数の鳥が飛ぶ構図の絵。
人間が描いた絵と生成AIがまねた絵の2つを見比べてみると、鳥の種類、女性の肌の色や表情などが、異なっている。
鳥が雑。右の方の足は変なところにある。
AIが作り出したこうした画像に著作権を侵害されたとして、アメリカではクリエイターによる集団訴訟に発展。
AIに作品をまねられたアーティスト、カーラ・オルティスさんは、
「同意・クレジット表記・補償…。何もない中、AIによって作られました。本当に憤りを感じます」
AIが自分の絵を承諾を得ずにまねたと訴えている。
カーラさんは、他の作品もAIに模倣されていて、その多くに指示として使われていたのが「カーラさんの名前」だといいう。
「2046件の画像が出てきました。『私の名前』を指示に入れて、画像を作ってるんです」
こうすることで、作風を“似せる”ようにしていると説明。
「何十年もかけた努力、長年のトレーニング、その全てが搾取され悪用されたのです」
カーラさんは仲間のアーティストとともに、「著作権の侵害」だとして、画像生成AIとそれを開発する会社などに対し集団訴訟を起こした。
‘@全てが追い付かない生成AI、だがそれは斬新なものが出現した時の世の常。
利するものがある時にその流れは止められない。