8月に開催された徳島市の阿波踊りで、プレミアム桟敷席(1人20万円)が違法な状態で開設されるなど、
事故に発展しかねない問題が複数発生したことを受け、後藤田正純知事は8日の定例記者会見で、
県主催や県有地を使う大規模イベントでは今後、安全基準を盛り込んだ「緊急時対応計画」を導入する方針を明らかにした。
プレミアム桟敷席が設置された「藍場浜演舞場」は、県有地である藍場浜公園に設営された。
開幕前日の8月11日に市建築指導課が検査した際、階段の幅が10センチ足りないなど複数の不備が判明。
建築基準法に適合したことを示す検査済証は交付されなかった。
ところが、主催者の「阿波おどり未来へつなぐ実行委員会」は一部の不備を解消しないまま同12~14日に客を入れた。
後藤田知事は会見で「徳島市として不作為があったということなら、なぜそうなったのか、説明を聞きたい」と述べた。
また、台風7号接近下の同14日、実行委が多数決で同日の開催を決めた点にも言及。
「危機管理に関して素人さんが多数決で決めるなんてあり得ません。そういうやり方は危険だ」と実行委の判断に苦言を呈した。
‘@建築基準法の基準を満たしていないことが分かっていながら改善しないまま運営したという事は重大な問題。
建築した人は素人だったのか。
台風の影響があるにも関わらず実行したことも同様。
結果良しでは済まされない。
結果、実行委は阿波踊りに泥を塗る形になってしまった。