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​パレスチナ情勢で閣僚級会合。

米長官「一時停戦」検討訴え。

イスラエルパレスチナ自治区ガザを実効支配するハマスの交戦が続く中、

パレスチナからは自治政府のマルキ外相が、イスラエルからはコーヘン外相がそれぞれ出席し、互いを激しく非難した。

会合にはエジプト訪問から戻ったグテレス事務総長も参加。冒頭に「中東情勢は刻々と悲惨さを増している」と言及。



ガザに救援物資を届けるための「人道停戦」やハマスに連れ去られた人質の即時解放を呼び掛けた。

イスラエルを支持する米国からはブリンケン国務長官が臨み、米国避難や停戦訴えの声があまりにも強く、

バイデン大統領はイスラエル支援一辺倒だったが、

一転「ガザ支援のための『人道目的の一時停戦』が検討されなくてはならない」と述べた。

停戦の声はユダヤ系市民からも多数上がっている。


米国は18日の安保理会合で、ブラジルが提出した戦闘の中断を求める決議案に対し、

イスラエル自衛権に言及していない」として唯一反対。拒否権を行使し、多くの理事国が失望の声を上げた。 

日本はガザへの人道支援を決定しており、イスラエルの封鎖に対し抗議し、人々の命を守る姿勢を示している。



議長国ブラジルは、ガザで深刻化する人道危機を受け、戦闘の「中断」を求めることを提案。

日本や中国など12カ国が賛成し、採択に必要な賛成9票に届いたが、常任理事国の米国が拒否権を行使し否決された。

ブラジルは「停戦」ではなく「人道的な中断」と、アメリカが譲歩しやすい文言になるよう配慮されたものだった。

安保理は速やかに人道的停戦を求める決議を採択し、両当事者に履行を促すべきだ。