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​ユダヤ人団体、即時停戦を訴える。

平和を求めるユダヤ人団体「ジューイッシュ・ボイス・フォー・ピース」の委員を務めるワイズ師は、今月7日のハマスによるイスラエル奇襲攻撃に感じたのと同じ悲しみと恐怖を感じている。

ワイズ師をはじめとするユダヤ系米国人の平和運動家は、別のユダヤ人団体から反イスラエル的だと非難されながらも、即時停戦を訴えている。



18日には数千人のユダヤ人や賛同者が米連邦議会議事堂でデモ行進を行い、パレスチナの旗を掲げてパレスチナの権利支持を表明した。

ワイズ師は数百人の活動家を率いて議事堂の建物の中で座り込みを行った。

この行動は、イスラエルパレスチナの紛争の公正かつ平和的解決を求める米国の2大ユダヤ人団体が組織した。

20人あまりのユダヤ教指導者が率いる座り込みでは、参加者がユダヤ教の宗教行事で使う羊の角の楽器ショファルを吹き鳴らし、ガザで苦しんでいるパレスチナ人の証言を共有した。

シャツには「我々の名を使うな」の文字が、横断幕には「停戦」の文字が描かれていた。

活動家たちは米政府に対し、イスラエル支援の停止を要求した。こうした支援は「パレスチナ人の大量殺人を助長し資金を提供する」とワイズ師は言う。

この行動で逮捕されたワイズ師を含む355人の活動家は、ほとんどがユダヤ人だった。

全米では数千人のユダヤ系米国人が抗議集会を継続し、バイデン大統領や議員に対してイスラエルを抑制するよう求めている。

一般市民の死者が増え続けることは、ハマスの奇襲攻撃に対する答えにはならないと参加者は訴える。

「祖先がホロコーストを経験したユダヤ人として、ネタニヤフ首相やガラント国防相が、

『闇の子どもたち』『人間のような動物』といった言葉でパレスチナ人を形容するのを聞くと、骨身に染みるように感じる」。

ワイズ師の団体と共にデモを組織した「イフナットナウ」の政治局長エバ・ボルグワルト氏はそう語った。



「その言葉が行き着く先を私たちはよく知っている。彼らが明らかに意図しているジェノサイド(集団殺害)を阻止するために、私たちはここにいる」

ワイズ師は釈放された直後、パレスチナ人の親友の1人がイスラエルのガザ空爆で家族全員を失ったことを知った。

「誰にとっても二度と繰り返してはならないと叫ぶことが大切だ」とワイズ師は訴えている。

「歴史から何かを学べるとしたら、私たちは例外なく、パレスチナ人も含めて全ての人のために立ち上がらなければならない」

ユダヤ人の安全のためにパレスチナ人を犠牲にすべきという組織からは身を引く。どちらか一方ではない。全員がそうなるか、誰もそうならないかのいずれかだ」

‘@ユダヤ人と一括りに考えてもらっては心外なユダヤ人も多数いるようだ。

苦しみを知るユダヤ人は二度と同じ過ちを犯してはならないことをよく知っている。

救われる思いだ。日本人もそうでなければならない。