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​コンクリート詰め殺人事件、4人中3人が再犯。

8月19日、埼玉県川口市で、32才男性の首を刃渡り8cmの折り畳み式ナイフで刺したとして、45才の男が殺人未遂容疑で逮捕された。

この男は川口市の無職、湊伸治。

彼は、約30年前に日本中を震撼させた「東京・綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件」の犯行グループの1人。



犯行グループの主犯格の少年A(当時18才)は、中学の後輩のB(当時17才)とC(当時15才)、D(当時16才)と共に、たまり場だった東京都足立区綾瀬の住居2階に少女を連れ込んだ。

この家はCが両親と同居する自宅だった。そして、このCが湊容疑者である。

少年たちは少女を監禁。暴行の末、殺害し、遺体をドラム缶に詰めてセメントを流し入れて東京都江東区埋立地に遺棄した。

裁判の結果、Aが懲役20年、Bが懲役5年以上10年以下、Cが懲役5年以上9年以下、Dが懲役5年以上7年以下で量刑が確定。

主犯格のAは2009年に刑務所を出所した後、養子縁組をして名前を変えた。

それから3年半後の2013年1月、振り込め詐欺の容疑で逮捕された。

現在の行方は知れない。



裁判中に深い悔悟の態度を見せたBは1999年に満期で出所。

受刑中にパソコンのスキルを学び、出所後はIT関連の仕事をしていたが、前科が知られ人間関係に行き詰まり、退職後は暴力団の構成員になった。

出所からわずか5年後の2004年、Bはあの事件を彷彿とさせる騒動を起こす。

「“おれの女をとっただろう”と知人に因縁をつけて車のトランクに押し込み、母親の経営するスナックで5時間にわたって監禁して暴行を加えた。

Bは逮捕監禁致傷で懲役4年の実刑判決を受け、2009年に2度目の出所をした。



Dは1996年に出所後、地元を離れて母親と一緒に暮らしていたが、家にこもりがちになったといい、消息はわからない。
実に犯行グループの4人中3人が再犯。