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​小麦から「カビ毒」JAが陳謝。

岩手県産小麦の一つ「ナンブコムギ」から嘔吐などを引き起こす恐れのあるカビ毒が検出された問題で、

出荷元のJA全農いわては29日、記者会見を開き「誠に申し訳ない。自主回収、再発防止に努める」と陳謝。

これまで健康被害の報告はない。

JAによると、基準値を超えるカビ毒が含まれる可能性があるのは2022年産。今月20日までに販売したうち約404トンが製粉され、せんべいなどの菓子や乾麺に加工されている。



会見で担当者はカビ発生の時期や原因について「湿度の高さが要因とみられるが、特定に至っていない」と説明。

JAはカビが生えた原因や加工された製品の流通先の特定を進める。

南部せんべい専門店「老舗白沢せんべい店」(岩手県盛岡市)は27日、大半の種類のせんべいについて自主回収すると公式サイトで発表。

原材料の小麦について、カビ毒(デオキシニバレノール、DON)が基準値を超えた状態だと製粉会社から連絡を受けたため。

厚生労働省が公開している資料によると、DONは「急性毒性としては、嘔吐、消化管、リンパ組織への障害、慢性毒性としては、体重減少などが知られている」という。



DONは耐熱性が高く、化学的にも安定な物質であるため、調理や加工工程でDONを除去することは困難だ。

同社は、「店舗にあるせんべいは、冷麺せんべい以外全てのせんべいが、当該商品となりますので店を開けられない状況でございます。ホームページでの販売もお休みしております」と説明。

お客様、卸先様から返品頂くせんべいは全て廃棄致します。料金着払いにて送付ください。

新しい粉が届き、全種類を焼き始め営業再開までにどのくらいの期間が必要なのか、まだ全く目処がたちません。申し訳ございません」

営業再開の目途がついたら公式サイトやSNSで知らせるとしている。



‘@忘れた頃に起きる小麦のカビ毒騒動。

粉末になればカビは分かりづらい、ましてや加工されれば尚更だ。

発見されたという事は、それなりに検査を行っているという事か。

しかし、多くの菓子に使用されている。多数の人が食べているという事だ。

麦類のDON汚染リスクを減らすには赤カビ病の発生を防ぐことが重要。

麦類への農薬の散布は、カビ毒による汚染を防止して健康リスクを減らすために有効であるとされている。

以前は無農薬や有機栽培小麦にカビ毒は多かった。

いずれにしろ管理体制をしっかり構築することが重要だ。