収支報告に「秘書が横領」の横領?
元スピードスケート選手で自民党の堀井学衆院議員(安倍派・比例北海道)が代表を務める同党支部などの政治資金収支報告書に、
元秘書が約2364万円を横領したとの記載があったことが29日、分かった。
元秘書は「そんなに横領していない。報告書は虚偽であり、速やかに訂正してもらわないと困る」と話している。
元秘書は支援者からの寄付金120万円を横領するなどしたとして、業務上横領などの罪で起訴され、札幌地裁室蘭支部が5月、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。
北海道選挙管理委員会が公表した2022年分の政治資金収支報告書によると、元秘書が同党支部から約1494万円、堀井氏の資金管理団体「ともに歩き学ぶ会」から約870万円を横領したと記載されていた。
横領があった日時は不明。
事務所の担当者は「事務所内で認識を整理しており、コメントできない」と述べた。
警視庁に被害届を出したが受理されず、損害賠償を求める民事訴訟は「時間と費用の負担から現時点では考えていない」としている。