自民党の薗浦健太郎衆院議員(50)=千葉5区=は、
パーティー収入を政治資金収支報告書に計約4千万円少なく記載した疑惑を巡り、
議員辞職の意向を固めた模様。
東京地検特捜部は政治資金規正法違反の罪で年内に略式起訴する方向で検討しており、
処分前に辞職するとみられる。
薗浦議員はこれまで秘書かたの事前報告や支持を否定していたが、説明を一転させた。
秘書が通帳の扱いを薗浦議員に相談した際、薗浦議員はメモ書きを消すよう要求したとされる。
この際のやり取りを秘書は録音、とともにメモ書きを消さないままの通帳を特捜部に提出したといい、
特捜部は収支の実態を精査している。
薗浦議員は今月13、14日に都内のホテルで行われた特捜部の聴取で、
「不記載については秘書から事前に聞いて知っていた」などと供述したという。
秘書とやり取りしたメールやメモ、録音などの客観証拠も明らかになり、報告自体を否定するのは難しいと観念したようだ。
政治資金規正法は収支報告書の不記載罪などについて、禁錮5年以下または罰金100万円以下の罰則を定めている。
辞職をすれば来年4月に補欠選挙が実施される見通し。
薗浦議員は元読売新聞記者で、麻生太郎自民党副総裁の秘書を経て、05年の衆院選で初当選。
安倍晋三内閣のもとで副外相や首相補佐官を歴任し、現在は衆院法務委員会の筆頭理事を務める。
秘書のせいにしようとしたが秘書が音声録音などをしており証拠があり、
秘書のせいにできなかったので仕方なく認めた。
元々秘書から信用されていなかったようだ。