サントリー酒類無償提供で、神戸学院大の上脇教授が安倍晋三らを刑事告発。
現職の時も含め元総理でこれだけ訴えられる議員も珍しい。
安倍晋三議員の後援会が主催した「桜を見る会」前日の夕食会に、
サントリーホールディングスが酒類を無償提供した問題で、神戸学院大の上脇博之ひろし教授が15日、
寄付に当たるのに政治資金収支報告書に記載しなかったとして、
安倍氏と元秘書ら4人に対する政治資金規正法違反容疑での告発状を東京地検特捜部に提出。
告発状によると、資金管理団体「晋和会」の代表者である安倍氏や、
政治団体「安倍晋三後援会」の代表者だった配川博之元公設第1秘書=らは、
2017~19年、サントリーから酒類約45万円相当の寄付を受けたが、
いずれの政治資金収支報告書にも記載しなかったなどとしている。
上脇教授は「安倍氏は元秘書が略式起訴された際、それまでの国会での虚偽答弁を訂正して説明したが、
サントリーの酒提供についてはまだ説明がない。
現職総理時代の問題で、うやむやにするわけにはいかない」と、訴えた理由を説明。