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​中国のCO2濃度、公表の1・5~3倍で増加。

日本の観測衛星「いぶき」が暴いた。

COP28で発表予定。

環境省は、中国の二酸化炭素(CO2)濃度の年間増加量が、

中国が公表している排出源などの情報を基に計算された数値の約1・5~3倍に上るとする報告書をまとめた。

中国の情報が不正確な可能性があるという。



報告書は9日にも、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催中の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で発表される。

報告書によると、日本の温室効果ガス観測衛星「いぶき」が、

中国の約7万7000地点で、2009~22年のCO2濃度の年間増加量を観測したところ、0・6~1・2ppm(1ppmは1万分の1%)だった。

これに対し、各国が公表する国際的なデータベースによると、中国のCO2濃度の年間増加量は0・2~0・8ppmで、
衛星観測の値が約1・5~3倍に上った。

一方、日本と米国についても同様の条件で調べたが、衛星観測とデータベースの数値に食い違いはなかった。



同省幹部は「温室効果ガスの削減目標を定めても、誤差の範囲を超える数値の不一致があっては意味がない。

日本は衛星観測でデータの透明性確保に貢献していく」と意気込みを語った。