地球から最も離れた場所にいる宇宙探査機「ボイジャー1号」から、意味不明なデータが延々と送られてきていることが判明。
ボイジャー1号は1977年に地球を出発。木星と土星の探査という当初の目的を達成した後も、
同時期に打ち上げられた姉妹機のボイジャー2号ともども46年間に渡って宇宙を旅している。
ボイジャー1号を運用するNASAの12月12日の発表によると、
同機に搭載された「テレメトリー変調ユニット(TMU)」と呼ばれる装置から、0と1を繰り返すだけのデータが延々と送られてくるようになったという。
NASAのボイジャー運用チームは、その原因についてさまざまな可能性を検討した結果、
ボイジャー1号に搭載された3つのコンピュータのうちの1つ「フライト・データ・システム(FDS)」に問題が生じているという結論に至りった。