埼玉県東松山市に住む70代の男性は今月6日に発熱とせきなどの症状を訴え、
3日後の9日にPCR検査で新型コロナウイルスに感染していることが確認された。
男性は感染が確認されたあと軽症だとして自宅で待機していたが、
今月14日になって容体が急変し病院に運ばれたが、その後、死亡が確認された。
重症になる可能性が十分ある70歳代でも自宅待機しなくてはいけない。
大野元裕知事は「自宅療養はやむを得なかった」と、
県に問題はなかったとの認識を示したが、
翌日「責任は重い」と、一転県の責任に言及した。
その上で「体制を見直す」と述べた。
埼玉県は21日、軽症者として入院せずに自宅待機していた、
白岡市在住の50代男性の容体が悪化し、死亡。
国や県の対応の不手際による犠牲。
埼玉県は22日時点で、新型コロナ陽性者約370人が入院できず自宅待機となっている。
陽性者の自宅待機者の不安は計り知れない。
埼玉県は21日:感染者数689人、死亡者数14人から、
22日:感染者数762人(+73)、死亡者数23人(+9)と、急激に増えている。
専門家の定義する軽症者と私の感ずる軽症者の症状があまりにも違い過ぎる。
軽症と言う言葉を改めることはできないものか。
交通事故で軽症者が死ぬなんてあり得ない。
そして一刻も早く、軽症者でも、いつでも治療が受けられる体制を整えるべきだ。
いずれにしろ、危機管理能力の無さ、対応が遅い、決断力のない首長が多いことが、
今回の新型コロナ感染で露呈している。
(合掌)