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治療薬アビガン、有効性示せず。

新型コロナ感染症の治療薬候補アビガン。

期待された臨床研究で、明確な有効性が示されなかったことが19日報告された。

藤田医大を中心に多施設共同で実施された臨床研究に関し、

今月中旬に厚生労働省に報告された中間解析結果で、

ウイルスの減少率に明確な差が出なかったという。

感染した著名人がアビガンの投与後に回復したと述べ、

安倍総理は世界中に配ると公言し、国内でも「5月中の承認を目指す」としたが、

現時点で薬として十分な科学的エビデンスが得られない状況となった。

‘＠以前に前のめり過ぎると指摘したが、残念な結果となってしまった。

アビガンは催奇形性の問題などがあったり、感染者が回復基調の時に服用した可能性もあるので、

効果や安全性を十分確認せずに前のめりになるのは注意が必要だと進言した。

しかし、まだ全容が見えたわけではないので、慎重に引き続き精査すれば良い。