金子氏が自民党の「金権選挙」の実態を暴露。
元自民党衆院議員の金子恵美氏が、自民党の選挙における不正工作(買収)を暴露。
金子氏は22日文化放送のラジオ番組に出演。
「憶測ではなく、実際、私自身もですね、正直、選挙の時に『お金を配らなければ、
地方議員の皆さんとか、みんな、協力してくれないから。みんな、やってるんだから、配りなさい』
というふうに私自身言われました」と吐露。
「各県それぞれ、やり方があるみたいですね。完全にアウトにならないグレーなやり方とか。
名目を変えるとか。実際、お金が飛び交っているという事実は、
過去の話のように思われるかもしれないが今現在も残っている」暴露した。
金子氏は、イヤで現金配らなかったら地元支援者から「ケチ」といわれたことも明かし、
「だから金権政治やめたいですね」と締めくくった。
金子氏は、テレビ番組でも「(河井夫妻のようなことは)みんなやっている」と発言。
‘@事実なら、自民党の金権体制は何も変わっていないことの証となる。
自民党、安倍政権を敵に回してここまで述べたのだから、覚悟の発言だろう。
今の安倍政権を見ていれば、強引に押し通す姿勢は言わずもながだ。
河井側に、溝手議員の10倍の1億5千万円の資金を提供。
溝手陣営の支援者を、安倍総理の秘書が安倍総理の名をもって、案里氏の応援をと切り崩した。
農協や医師会など、自民党の支持団体の多くは、「溝手支持」をすでに決めていたが、
河井本人や総理秘書らが、1団体1団体、安倍総理の推薦依頼書をたずさえて回り、
翻るよう求めたのだ。
これだけでも、いかに安倍側が理屈を捏ねようと、溝手潰しは明らかだ。
自分に歯向かう者、憎し者は叩き潰す。小泉元総理に教わった手法だ。
この安倍総理の強引なやり方が、河井克行前法相の手法にさらに輪をかけてしまったのだ。
安倍総理、安倍陣営が後ろ盾にいる、何をやっても大丈夫だと。
選挙中、両陣営がそれぞれ開いた街頭演説をはしごした安倍総理だが、
溝手氏の応援を前に「案里さんを一番に」と訴えた。
菅長官は公示前に1回、公示後2日か続けて街頭演説を含め、合わせて3回、
河井氏の応援に駆けつける力の入れようだった。
公示前には各団体を回って、案里氏の応援をと直々に出向いた。
これで、安倍政権は、反溝手と有権者も思ってしまった。
ここまで力を入れた議員夫婦が逮捕された。
責任は重大だ。