東京地検特捜部は25日、選挙区の有権者に秘書が香典などを提供したとして、
公選法違反(寄付行為)容疑で告発された前経済産業相の菅原一秀衆院議員(58)を、
不起訴処分(起訴猶予)にしたと明らかにした。
特捜部は、支援者らの葬儀の大半では菅原氏が自ら弔問し、
秘書らが香典を持参したのは例外だった点を考慮。
「公選法を軽視する姿勢が顕著とは言えない」と判断。
「経産相を辞し、公の場で事実を認めて謝罪したことなどを考慮した」としている。
‘@菅原議員は16日、唐突に同党本部で記者会見し、
「一部公選法に触れる事案があった」として疑惑を認めた。
ただ、離党や議員辞職については否定。
翌、17日通常国会が閉幕した。
筋書き通り。
国会閉会前に認めて謝れば追求しにくい。
そして起訴されない。
選挙区の有権者に対し、メロンやカニ、いくらなどの高級品を贈っていた菅原議員。
19年4月の宮崎県椎葉村議選で告示前に焼酎、佃煮(つくだに)などを配って投票を依頼したとして、
村議の1人とその妻が公職選挙法違反(物品買収、事前運動)の罪で略式起訴された。
私が疑義を呈するのはこの差。
高級メロンやカニは不起訴で佃煮は起訴。
香典は不起訴で焼酎は起訴。