しかし、結果は何も得られなかったどころか、
経済支援だけを余儀なくされた。
回数が多ければ良いというものではない。
長ければ良いというものではもい。
坂本龍馬が今も人気なのは、短命だったからかもしれない。
良い話だけで人生を終えた。
長きにわたって国の政策に関わっていれば、
竜馬と言えども腐敗することがあったかも知れない。
その点、小泉純一郎元総理の引き際は見事だった。
安倍内閣はアクセルをふかす人ばかりで、過去に全く学んでいない。
8年近いこの政権を振り返ると、どれほどの功績があったのか。
コロナ禍だから致し方ないが、インバウンドは成功したといえるだろう。
株価は一部の人たちが利益を得たが、国の借金は雪だるま式に増えている。
何度も言うが、国が「株を買う、支える」と言えば、だれがやっても株は上がる。
しかし、そのツケは後世の重しとなって受け継がれる。
目標の憲法改正はかけ声ばかり。
力を入れた外交は、世界各国に金をバラ撒いたが、北方領土や拉致の問題はさらに遠のいた。
韓国との仲も戦後最悪となっている。
米国のトランプ大統領とは仲良くなったが、トランプ大統領の言いなりに、
多額の武器を購入させられている。
国民の支持を得ているというが、投票率は低下、自民党・安倍政権の支持率は低迷、
世論調査の安倍自民党を支持する理由は「他に入れる党が無い」が多い。
それで支持されていると言えるのか。
桜事件、河井夫妻事件などなど、枚挙にいとまがないほどの疑惑総理。
どの事件も、大きな社会構造などがある分けでなく、
ただひたすら、安倍総理個人と友人の利益享受とケチ臭い。
それは、安倍晋三という人間のパーソナリティの陳腐さだと思うが。
所詮政治家とはそういうものなのか。
私の私見が的を得ている証拠に、安倍総理が辞任表明をしたら政権の支持率は上がった。
共同通信が行った世論調査では、内閣支持率は前回の調査より20・9ポイント増の56・9%に上がった。
異常な高さだ。
間抜けなコメントをするコメンテーターが多いが、
ここにきても、御用安倍総理を全うしようとする。
「辞任してくれてありがとう」の支持率アップだ。
国民の多くも、安倍政権の間に憲法改正をするのは絶対反対と声を上げていた。
国民は安倍総理の悪行に辟易していたのだ。
野党より自民党、しかし安倍総理はイヤという国民が増加していたのだ。
その安倍総理が辞任することによって、また自民党に期待する国民が増えたということだ。
野党にとっては想定外の支持率アップ。
それだけ今の野党には人気が無いということだ。