神奈川県は12日未明、新型コロナウイルスの、
軽症・無症状者向けに県が設けた宿泊療養施設に入っていた、
県内在住の50代の患者1人が死亡したと発表。
県の宿泊療養施設の入所者が亡くなったのは初めて。
県によると、入所者は11日午前10時の健康観察で頭痛や腰痛、倦怠感を訴え、
体温は37・8度だった。LINEを使った午後3時の健康状態の報告がなかったことから、
施設の看護師が同4時ごろから7時半ごろの間、計6回電話をかけたが、つながらなかった。
同8時ごろ、室内で入所者がベッドの上であおむけに倒れ、
心肺停止状態となっているのを看護師が発見した。
医療機関に緊急搬送されたが、午後9時ごろ死亡が確認された。
この入所者は8日に感染が確認され、9日から同施設に入所していた。
14日まで滞在する予定だったという。
‘@危惧した通りのことが起こりつつある。
神奈川県の新型コロナ感染者「トリアージ」で、これからますますこういったケースが増加する。
重症者用の病床使用率が20%以上でステージ3の水準になったのは9都府県。
大阪(57.9%)と東京(55.0%)はステージ4の状態。
兵庫(68.9%)で2日時点より3.9ポイント悪化。北海道は3.5ポイント増の55.1%、
高知は44.5ポイント増の53.5%、東京(46.3%)や愛知(45.3%)、大阪(49.3%)、
沖縄(46.8%)などが高かった。新たに山形、山梨、広島、大分の4県が「ステージ3」の水準に達した。