政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

​高齢者施設「療養死」急増。

まん延防止解除。

他の国民が普通の生活をするために、弱った年寄りは死んでも仕方ない。

方や、命を懸けて年寄りを守る。方や、戦争でもないのに年寄りは見捨てられる。

なにが事実か。



新型コロナ禍、高齢者施設で療養を余儀なくされ、死亡する人が全国各地で相次いでいる。

国は医療の逼迫をしのぐため施設内療養を進めてきた。

厚労省によると、2月14~20日の1週間に全国で発生したクラスターは、過去最多の1253件。

高齢者施設などの「福祉施設」が699件と最も多く、

「学校・教育施設」276件、「医療機関」179件をはるかにしのぐ。「飲食店」はわずか9件だった。

致死率が重症化率を上回る奇異な現象が起きている。



医学的には重症なのに「軽症」扱いで亡くなる高齢者が相次いでいる。

現場の医師は「医学的には重症なのに、統計に表れていない」と訴える。

死者増も高齢者施設が最多だ。

高齢者施設の入所者が感染しても、軽症なら施設内療養となることが多い。問題は急変した時だ。

高齢者施設は医療機関ではなく、すみやかに病院に入る必要があるが、対応が追いついていない。

もともとリスクの高い高齢者だけに、治療の手遅れは死に直結する。

第6波の死者数が突出している大阪の衝撃データがある。

18日の大阪府新型コロナウイルス対策本部会議の資料によると、

17日時点で陽性者が複数発生している高齢者施設と障害者施設は426施設。

入所者の陽性者3125人のうち、入院できているのは349人(11%)にすぎない。

さらに、426施設のうち、病院での治療や往診など「医療介入」があったのは、158施設(37%)。

実に6割超の施設は医療機関の手が届いていないことになる。

高齢者施設を中心に死者数が高止まりになっている。



2月12日深夜、クラスターが発生した名古屋市特別養護老人ホームで療養中だった、

西川正純さん(82)の容体が急変。施設側は119番し、西川さんの搬送を求めた。

しかし、入院調整を担う市の対策室は施設内で療養するよう消防局の指令センターに伝達。

到着した救急隊はそのまま引き揚げた。

西川さんは軽度の慢性心不全を抱え、2月9日に陽性が判明。

血中酸素濃度の数値は、80%台を中心に低い状態で推移した。

同13日に施設内で酸素投与を受けたが、14日朝、心肺停止状態で職員が発見。

(合掌)



‘@大阪の吉村知事や松井市長は花見の自粛を求めない。東京都の小池知事は自粛を求めた。

日本で死者を一番出している自治体が「解放」し、そうでない自治体が「花を見るだけにして」と要望。

新型コロナ死者数の結果は出るべくして出ているということだ。