新型コロナのワクチンについて、英製薬大手のアストラゼネカは、
最大9千万回分を日本国内で生産する方針。
同社は日本政府と1億2千万回分の供給で契約している。
関係者によると、このうち3千万回分は3月までに輸入される予定。
残りの9千万回分は日本国内での生産を目指すという。
ワクチンの原液はJCRファーマ(兵庫)がつくり、容器への充塡(じゅうてん)などの製品化、
は第一三共(東京)やKMバイオロジクス(熊本)などが担う。
日本政府は、米ファイザーや米モデルナともワクチンの供給契約を結んでいる。
ファイザーのワクチンは零下70度、モデルナは零下20度での保存が必要だ。
一方で、アストラゼネカのワクチンは通常の冷蔵庫と同程度の2~8度で保存でき、
大規模に広めやすいとされている。